今日の画像は、ここ一カ月半の金相場の推移を示したグラフです。当ブログの
2月末の記事に書いたように、株が下がりすぎて金相場も下がるようになってきました。2月の記事の繰り返しになりますが、普通は株価が下がると、株を売って金を買う人が増えるので、金の相場は上がるのですが、株が下がりすぎて投資家や企業が大損をすると、現金を得るために金を売る必要に迫られ、金の相場も下がってしまいます。これからもこのコロナ不況から抜け出す目処が立たない事を考えると、金を売らざるを得ない人はもっと増えるでしょうから、おそらく先月のように金相場が6000円を大きく越える事はないのではないかと思います。とは言え、未だに金相場は6000円に近い高い水準にあります。過去50年余の大半が金相場は2000円以下であった事を考えると、依然として極めて高いのは間違いありません。もしご不要な貴金属をお持ちであれば、これ以上、金相場が下がってしまわないうちに、ぜひ当店にご相談ください。
余談ですが、わたしは子供が生まれた時に、タカラトミーの株を買いました。タカラトミーの株を持っていると、年に2回、ミニカーとタカラトミーのショッピングサイトで割引で買い物できる株主優待券をもらえるのです。うちは男の子だったので、タカラトミーのミニカーやプラレールを買う事になるだろうから、この株主優待は便利だと思って買いました。その時に、タカラトミーの株価は1100円くらいで、その後は少し値上がりして1400円くらいになっていたと思うのですが、今は690円と半額にまで下がってしまいました。ただ、タカラトミーは子供向けオモチャの強い会社ですし、子供向けオモチャの需要が無くなる事はないので、このコロナ不況で倒産さえしなければ株価も元に戻ってくれると信じて、株は手放さずに持ち続ける事にします。
ただ、金相場は高すぎる状態にあったので、元に戻る可能性は低いと考えています。それに、コロナ不況から抜け出せれば、当然、投資家たちは値下がりして割安になってる株を買います。もし、金も割安感がある1200ドル(1g4000円くらい)まで下がれば、多少は買い戻す人もいるでしょうが、そこからまた1600ドル(6000円)を越えるところまで戻る状況が想像つきません。可能性があるとしたら、日本国内でコロナが蔓延して、東京オリンピックも中止になり、日本の信頼がガタ落ちして、極端な円安になるくらいでしょう。1ドルが160円くらいになれば、金相場が1200ドルでも6000円越えですからね。ただ、そうならないように、医療機関や政府が頑張っているのです。ですので、このコロナ不況を抜け出せば、株価が戻る事はあっても、金相場は戻らないとわたしは予想します。