東京オリンピック記念硬貨

東京オリンピック記念硬貨今日の画像は2016年のリオオリンピックから東京オリンピックに引き継がれる時に記念して発行された1000円銀貨です。今のところ当店ではコンディションに問題なければ20000円で買取しています。1000円硬貨が20000円と、20倍になっているように思えますが、この1000円銀貨は普通の記念硬貨と違って特別な加工で作られた硬貨なので、造幣局はこれを一枚9500円で販売していました。額面からしたら20倍ですが、実質2倍ですね。まあ、ほとんどの記念硬貨が額面の価値しかない事を考えるとすごい事だと思います。

今年また、2020年の東京オリンピックを記念して新たな記念硬貨が発行されました。10000円の金貨と1000円の銀貨、100円のクラッド貨です。100円の記念硬貨は銀行などで両替してもらえると思いますが、金貨と銀貨は造幣局に申し込んで抽選で当たった人しか買えず、金貨は一枚120000円、銀貨は9500円と額面の10倍くらいします。運よく抽選で当たって購入された方には、そろそろ造幣局から送られてきているのではないかと思います。それで、この新しい東京オリンピックの記念硬貨も、2016年の1000円銀貨のように造幣局の販売価格の倍くらいで買取できるかというと、残念ながら無理そうです。金貨は造幣局の販売価格が高すぎるし、銀貨も2016年に比べて発行枚数が倍になっているので、あまり高くならなさそうです。今ならまだ、造幣局の販売価格と同じくらいで買取できそうですが、すでにヤフオクやらメルカリなどで大量に出品されていて、値崩れしそうな予感しかしません。

物の価値というものは時間が経つと高まるものではありません。昭和39年の前の東京オリンピックの時に発行された1000円の記念硬貨は、東京オリンピックの熱がさめやらぬ昭和40年頃は1万円以上して、一時は2万円を越えるほどでしたが、物品税がかかるようになって人気が急落し値下がりしました。それでも、バブルの景気が良かった頃くらいまでは1枚6000円くらいで取引されていましたが、今では額面をわずかに上回る金額で買取するのが精一杯です。結局、その品物の人気と、世の中の経済状況によって左右されるので、今は2万円で買取できる2016年の1000円銀貨も、東京オリンピックが終わったら5000円くらいに下がっているかもしれません。もちろん逆に高くなる可能性が全くない訳ではありませんが、現代のようにヤフオクなどで個人が自由に売買できる時代だと、あっという間にダブっていたところから、欲しい人のところに行きわたってしまって、値崩れする可能性が高いと思います。当店も、いつまでこの金額で買取できるとお約束できませんので、もし手放す事をご検討の方は、お早目にご相談ください。


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