選挙と金相場

来週の10/22は衆議院総選挙の投票日ですね。店内にいても、路上を走る選挙カーから候補者たちの声が聞こえてきます。しかし、今回の選挙は酷いものですね。野党候補からは安倍総理を非難する声しか聞こえてこない。浜松は静岡7区と8区に分かれていますが、どちらの選挙区でも前職の自民党候補者が強いです。8区の塩谷さんは、現浜松市長の鈴木康友市長などと衆議院議員の議席を巡って争い、勝ったり負けたりでしたが、比例での復活当選もあり当選回数8回で大臣経験もあるベテランです。7区の城内さんは、郵政民営化に反対して無所属になり落選したものの、地道な草の根活動を続けて返り咲いた苦労人です。7区にも8区にも、希望や共産の新人候補がいますが、前職候補が積み上げてきた実績の前に手も足もでないから、せめて安倍総理の悪口を言いふらそうという魂胆なのか?と疑ってしまうほどです。

アベ政治を許さないとか、打倒安倍政権とかいう人たちに限って、何が安倍政権の悪い所かきちんと指摘できていません。例えば、森加計問題を引き合いに出して、安倍政権はお友達優遇だと言いますが、もし本当にお友達優遇しているのなら、もっと他にも優遇している例が出てこないとおかしいです。そもそも、森友学園は安倍総理の人気を利用しようとした籠池さん側に問題があったのですし、加計学園も10年以上前からの計画で、安倍総理が優遇したわけではありませんでした。にもかかわらず、お友達優遇だと言い続けるのは、嘘をついている事になります。選挙活動で総理大臣を貶めるような嘘を言うのは問題じゃないでしょうか?
また、憲法改正そのものを否定し、憲法改正を議論しようとする安倍政権は暴走しているというのも的外れ甚だしい。世界中を見渡して、時代が変わっても憲法改正しない国が日本以外にどこにあるのか?時代の変化に合わせて、憲法の改正も議論するのが真っ当な国のあり方です。議論した上で、改正すべきではないという結論が出る事だってあるはずなのに、議論すら否定し俎上にのせるだけで悪と断定するのは、それこそ民主主義に反する行為です。
安倍政権にだって至らない部分はたくさんあるでしょう。それをきちんと指摘して争点にするのなら良いのですが、ただ自分たちの主義主張と相容れないからと言って、嘘をついて貶めようとするのは、とても政治とは言えません。もし今回の選挙で、打倒安倍政権とか言う人たちが多く当選してしまえば、日本の政治は荒れてくるでしょうね。

選挙は直接的には金相場に影響を与えるものではありませんが、アメリカでトランプ大統領が誕生し北朝鮮と揉めるようになって金相場が上がったように、まったく相場と無関係という事でもありません。おそらく、希望の党が躍進して、自公連立政権が脅かされるようになれば、日本の政治が不安定になったと見なされて、円が売られて円安になったり、安定資産である金を買う人が増えて、金の相場は上がるのではないかと思います。逆に、希望の党が議席を増やせなければ、小池代表は辞任し都知事に専念する事になり、東京オリンピックに向けて邁進してくれるようになるかもしれません。東京オリンピックが成功すれば、日本の景気は上向きになり、金を売って日本の株を買う投資家が増えたり、円が買われたりして、金の相場は下がるのではないかと思います。皮肉なことですが、日本の政情が悪くなれば金の相場が上がり、安定すれば金の相場は下がってきます。貴金属を売買する当店にとっては、金の相場が高い事が望ましいですが、政治が荒れるのは勘弁願いたいです。さて、この選挙はどうなるか?後半戦に注目していきましょう。


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