夏休みが始まり、ポケモンGOも始まる

巷ではいよいよ夏休みですね。子供たちにとっては嬉しい長期休暇ですが、世のお母さん方にとっては忙しい日々の始まりです。しかも、先日から散々テレビでも話題になっているポケモンGOも日本でのサービスが開始されました。子供たちにあっちこっち連れて行って欲しいとせがまれる方も多いのではないかと思います。

夏休みが始まり、ポケモンGOも始まる


上記の画像は任天堂のホームページからの引用です。ポケモンGOは、任天堂が生み出したポケットモンスターのキャラクターたちと、アメリカのナイアンティックが作った位置情報ゲームのイングレスが融合したゲームです。今までゲームといえば室内でじっと遊ぶものでしたが、イングレスは位置情報を利用して現実の世界をゲームするための舞台に変えてしまった画期的なゲームで、世界中で人気になりました。そこに、やはり世界中でも人気のあるポケモンの要素が加わったのですから、人気が出ないわけがありません。

もともとのポケモンは、ゲームの中の世界を旅して、野生のポケモンを捕まえて、育てて遊ぶゲームです。それがこのポケモンGOは現実の世界でポケモンを探して捕まえる事ができるわけですから、従来のポケモンファンたちにとっては堪らなく嬉しいでしょうね。ただ、問題なのは安全なゲームの世界じゃなくて、危険な現実の世界を冒険することになるところです。スマホの画面に夢中になって車や人にぶつかったり、ポケモンGOの情報をあげるとか言ってくる知らない人にさらわれたり、思わぬトラブルに子供たちが巻き込まれてしまう可能性があるので、親御さん達はご注意ください。

しかし、こういう話を聞くと、ますます切手や古銭の価値が下がってしまいそうで心配になります。昔から、何かを収集する趣味を持つ人はいました。古代の遺跡や墓所から財宝が発掘される事がありますが、ああいった宝石なども一種の収集品ですよね。ある意味、収集癖というのは人間の習性の一つなのかもしれません。高度成長期の日本では、大人でも収集できる品として、切手やコインに人気が集まりました。古代では金銀財宝、近代では切手やコイン、現代ではポケモンなどのゲームのデータが収集の対象というわけです。切手やコインを収集する人もいなくなったりするわけではないでしょうが、若い世代はどんどんゲームに流れていくので、コレクター人口はどんどん減少し、人口が減れば需要も減って、価値も下がってしまいます。

2020年の東京オリンピックで、世界の注目が日本に集まると、日本の美術品などの人気が上がって値上がりするのではないか?そんな意見も聞こえてきます。例えば海外の切手コレクターが、東京オリンピックで日本に訪れ、日本の美しい切手に触れて、興味をそそられるという事は、確かに考えられなくもありません。しかし、そんな風が吹いたら桶屋が儲かるような話がどれだけあるのでしょう?今、日本の切手コレクターは2万人ほどと考えられてます。およそ日本の人口の0.02%。2020年の訪日外国人目標数が4000万人で、日本と同じようにそのうち0.02%ほどが切手コレクターだとして、そのすべてが日本の切手に興味を持ったとしても、わずか8000人しかコレクター人口増えないわけで、全盛期は日本人だけで数百万人いたのには比較にならないです。

お金もどんどん電子マネーが増えてくるこの時代。昔ながらの物を集める趣味も、電子的な物を集める趣味に移り変わっていく事になりそうです。ちょっと寂しいですね^^;


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