2015年最後の更新

2015年最後の更新いよいよ2015年も残すところあとわずか。当ブログも今年最後の更新です。なお、根上り松店は12/30,31,1/1,2,3,4とお休みをいただきますので、ご了承ください。

今年は金相場にとって大きな転換期でした。金相場が上がるきっかけとなったのが、アメリカのサブプライムローンの破綻とそれによって引き起こされたリーマンショックでした。リーマンショックから立ち直るために、アメリカが行った量的金融緩和(QE)とゼロ金利政策が、金の相場をここまで上げたのです。しかし、昨年QEも終了し、今年は金利の引き上げも決定したので、今まで金相場を押し上げてきた最大の原因がこれでなくなったのです。

とはいえ、利上げのペースはかなりゆっくりしたものになりそうです。また、ヨーロッパでも、アジアでも、まだまだ景気の先行きは不透明なので、ふとしたことで、金相場が少し上がる事もあるかもしれません。さらに金鉱山での採掘コストが金の相場を上回ってきているので、金の産出量は減ていく事でしょう。供給量の減少から多少は上がる事も考えられます。おそらく来年の金相場は、上がったり下がったりを繰り返しながらじわじわと下がっていくと思います。

今年の初めは金1oz当たり1200ドル程度。日本だと1g当たり4600円程度だったのが、1076ドル、4160円にまで下がりました。途中で上がる事もありましたが一年間で概ね1割程度下がった事になります。来年は同じようなペースで下がりながら底値をさぐる一年になりそうな気がします。いや、来年だけに限らず、しばらくはそうなるのではないでしょうか?今年のうちに金を売れた方は運が良かったと思いますよ。まだ様子見されている方は、手遅れにならないうちに、お早めにご相談ください。

今年は中国でも株価が暴落する騒ぎがありました。中国の好景気は砂上の楼閣なのかもしれません。今は爆買いとか言って、中国人の人たちが日本でたくさん買物をしてくれています。当店が買取している貴金属・ジュエリー・ブランド品・高級時計、あと特に中国切手は中国人の需要に支えられている部分もあるので、中国の景気が本格的に悪化したら、品物によっては高く買取するのが難しくなってくる事も考えられます。中国の景気の揺らぎが見えたという点でも、今年は重要な年だったと思います。

日本国内では東京オリンピックにむけてのゴタゴタが噴出して、あまり楽しくない年でしたね。せっかくのオリンピックなのに、どんどん期待が薄れていきます。ここ静岡県では東京オリンピックの自転車競技が開催される事もあり、もっと期待が高まっても良いはずなのに、拍子抜けするようなニュースが多くて残念。東京オリンピックが成功すれば、おそらく国内の金相場は大きく下がるはずなので、金相場の大底は2020年あたりに来ると予想していたのですが、さてどうなる事か?

個人的には年末にアクシデントが続発したので、散々な感じの一年でしたが、その分、来年は良い年に出来るよう、より一層頑張っていきたいと思いますので、皆様よろしくお願いいたします。


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