イルミネーション観てきました^^

イルミネーション観てきました^^


もうすぐクリスマスですね。クリスマスというとキリスト教の祝日ですが、キリスト教徒の少ない日本でも年末を彩るイベントとして定着しています。クリスマスの起源をたどるとローマ帝国時代に栄えたミトラ教の冬至祭と言われているので、ローマ帝国時代のお祭りが形を変えて現代の日本でも祝われていると思うと不思議な感じがします。

クリスマスはキリストの誕生を祝う日ですが、紀元元年の12月25日にキリストが生まれたわけではありません。よく知られるようにキリストは馬小屋で生まれました。よくよく考えてもみれば寒い12月の馬小屋は出産に適した場所ではありませんよね。またキリスト教もできたばかりの頃はユダヤ教の分派のようなものでしたし、たびたび弾圧もされてきたので、キリスト教が広まり西暦が制定されたのはキリストが生まれてから500年以上も経過していました。正確な誕生日がわからなくなっていたり、生まれた年を数年数え間違えるのも無理はない事です。

キリストの誕生日は諸説あるのですが、聖書の記述と歴史的事実や天文現象から考えると紀元前7~4年ではないかと考えられています。何月何日かという候補も数多くあるのですが、先述したように寒い季節ではないと考えられます。それがなぜ12月25日と冬の真っただ中になったかというと、キリスト教が勢力を増しつつあったローマ帝国時代に答えがあります。冒頭でふれたようにもともと12月25日はミトラ教の冬至祭でした。太陽の神であるミトラをあがめる宗教にとってもっとも日が短くなる冬至は太陽がうまれかわる一年で最も重要な日なのです。その最も重要な日に、キリストの誕生を祝う日を重ねる事で、ローマ帝国内で大きな勢力を誇っていた2宗教の融和を目指したのではないかと考えられます。

何の因果かこの12月25日は大正天皇が崩御された日にあたります。戦前の日本には先帝祭というのがあり、先代の天皇が崩御された日を休日にするように定められていました。そのため昭和初期の日本ではクリスマスが法定の休日だったのです。クリスマスが日本になじんだのは、こうしてクリスマスが休日だった事も影響しているのかもしれませんね。そうでなくても、日本は他国の文化を吸収するのが得意な国民性なので、異国の宗教のお祭りであっても、楽しそうであれば日本の文化に取り入れてしまいます。自分はキリスト教徒じゃないからと敬遠するのではなく、日本の文化の中に取り込まれたクリスマスを、楽しまなきゃ損です^^

クリスマス定番のイルミネーションも日本各地で盛大に行われるようになりましたね。そこで今回の写真につながるわけですが、写真は三重長島にある「なばなの里」のイルミネーションです。先日、ちょっと出かけてきたのですが巨大な富士山のイルミネーションに圧倒されてきました。近くには遊園地の長島スパーランドやアウトレットのジャズドリーム長島があり、昼間は遊園地で遊んで買物して、夜にイルミネーションを観てと、一日中楽しんでこれます。ここ浜松からなら伊勢湾岸道を走って1、2時間で着きますので気軽に行く事ができます。もっと手近なところでは掛川のヤマハリゾートつま恋や、浜松のフルーツパーク、それに浜松の街中もいたるところで綺麗なイルミネーションを楽しめます。ぜひ観に行ってみてくださいね。


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