金価格32年ぶりの高騰

国内の金価格が、ついに一昨年の夏を上回る金額になってきましたね。一昨年の夏は、テレビなどでも散々報道されていたように、金価格が非常に高くなっていたのですが、その後やや下降し、去年はその一昨年の夏を少し下回る水準で推移していました。それが、ここ最近の円安を受けて、ついに一昨年の夏を上回る金額になったのです。

とはいえ、国際的な金価格はやや下降気味です。一昨年の夏の国際的な金価格は1オンス当たり1900ドル近くまで上がっていたのが、今は1600ドル台半ばとなっています。リーマンショックや欧州危機から世界の経済が立ち直る兆しを見せているので、金の価格は落ち着きを取り戻しつつあるのです。まだ、先送りされただけのアメリカの債務上限問題など金価格が上昇しそうな懸念材料は残っているものの、国際的な金価格は下降するか、上がったとしても去年の夏のような高騰を見せる事はないという見方が強まっているようです。

そうすると、円安がどこまで進むか?が国内の金相場を予測する最大のポイントになってきます。円安になればなるほど、日本の輸出産業は伸びるので、今の円安は好意的に受け止められています。しかし、円安になれば輸入品の国内価格は上昇してしまいます。近年、小麦や原油の価格は上昇しているので、円安が行き過ぎればエネルギーや食糧を輸入に頼っている日本の物価上昇に歯止めがきかなくなるので、安倍政権もある程度の水準で相場を維持しようとするでしょう。それに、円相場は国内だけの問題ではなく、他の国の国益にも絡んでくるので、他国の横やりも入り一方的に円安に進むとは考えられません。

国際的な金相場はどうなるのか?そして円相場はどうなるのか?予想するのが難しい局面ではあります。ただ国際的な金相場がほどほどに高く、円も安くなってきて、実際に一昨年の夏を上回る数字になっている事を考えると、今のタイミングが一番の金の売り時なのかもしれません。32年前の最も国内の金価格が高かった時は1ドル240円くらいでしたし、ほんの一時のことでしたので、おそらくその時の価格を上回る事は今後もないでしょう。

あと、このところ急激にプラチナの価格が上昇しています。ここしばらく、プラチナの相場は金を下回っていたのですが、今月の半ばごろから金の価格に追いついてきました。アメリカが債務上限問題の回避策として1兆ドルのプラチナコインを作るという噂を真に受けたのか、景気回復の兆しを見て工業的な需要も多いプラチナに投資家の興味が移ったのか、真意は定かではないですがプラチナの価格も上がってきているので、貴金属を手放す絶好のチャンスとなっております。ぜひ当店にお越しください。お待ちいたしております。


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