年末年始の予定と国の借金のお話

年末年始の予定と国の借金のお話
お宝本舗根上り松店と三方原店は、12月28日から1月5日まで年末年始のお休みをいただきます。ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。


さて、金の相場というものは、世の中が安定すると安くなり、不安定になると高くなる傾向があります。今は新型コロナやロシアとウクライナの戦争などで非常に不安定な状況なので金の相場は非常に高いわけです。そのため、コロナが終息したり、ロシアが戦争を止めれば金の相場は安くなるでしょう。逆に中国が台湾に攻め入るなどして新たな戦争が起きれば、金相場は更に高くなると思います。と、こんな話をよくお客様とするのですが、そこから金相場とは少し話が外れる事があります。

あるお客様は、コロナや戦争が終わっても世の中が安定するとは思えないと不安がっていました。特に日本は借金まみれでどうしようもないと嘆かれていましたので、国の借金について心配はいらないというお話をさせていただきました。確かに国民一人当たり1000万円の借金とか言われると不安になるのも当然だと思います。しかし、日本は円を発行する事ができるので、いざとなればお金を刷って返す事ができますし、100兆円を越えるアメリカ国債をはじめ、国内外に多くの資産があるので、破産とは程遠いのが実情です。ご安心ください。

そもそも国債は、あくまでも日本政府の借金であって、国民の借金ではありません。銀行に預金したり、企業に投資するのと同じように、国民は国にお金を預けて運用してもらい、国は国民に利子を付けて返しているのです。ですから、国債は国民にとっては借金ではなく資産であり、増えれば増える程に利子収入も増える事になります。国民一人当たりの借金という表現はまるで逆という事になりますね。

もちろん、だからと言って無制限に国債を増やして良いというわけにもいきません。国債は預かったお金を増やして返さなければなりませんが、国のやる事は利益に直結する事ばかりではないので、投資した額を回収できない事も多いのです。例えば建物を作るのであれば、その建物が資産として残りますし、その建物の使用料をいただいて儲けを得る事は簡単です。しかし、国債で得たお金で例えばトマホークミサイルを買ったら、将来的には戦争を防ぐのに役立ってくれるかもしれませんが、直接収入に繋がる事は無いので、結局は増税するなどして穴を埋めなくてはいけなくなってしまいます。いくら国債を発行しても破産する事はないとは言っても、何も考えずにジャンジャン発行していけば、いずれ返済に追われて首が回らなくなるのは必至です。そうならないためにも、政治家の皆様には知恵を絞っていただいて、国の成長に繋がる部分に注力していってほしいものです。


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