総裁選決着

総裁選決着今日の画像は今朝の静岡新聞の一面です。菅総理の突然の不出馬宣言によって激化した自民党の総裁選挙は、岸田さんの勝利で決着しました。岸田さんは、もともと安倍前総理の次に総理になると目されていた人なので、順当な結果とも言えるでしょう。菅総理の不出馬宣言以前から出馬を表明していて意欲は随一でしたし、外務大臣や政調会長としての実績もあり、総理としての活躍が期待できます。コロナ禍も出口が見え始めてきましたが、経済が受けたダメージは非常に大きいので、新総理には頑張ってもらいたいですね。

浜松では静岡7区選出の衆議院議員の城内実議員が精力的に高市さんを応援していたので、高市さんに投票した自民党員も多かったのではないかと思います。結果は敗れたものの、事前の予想を大きく上回る健闘でしたし、決選投票では岸田さんを応援した事もあり、その存在感を大きく示す事ができました。これから高市さんが活躍する場面が増えるのではないかと思います。ついでに城内さんの出番が増えてくれると嬉しいですね。真面目過ぎるのが仇になって、郵政民営化に反対して自民党を追い出される憂き目にあいましたが、そろそろ大臣になって欲しいと期待しています。

事前に人気の高かった河野さんが伸び悩んだのは意外でしたね。河野さんの敗因は、石破さんが味方に付いた事だと思います。河野さんはここ何年も様々な大臣として活躍してきたので、知名度も実績もあるのですが、自民党の三役を経験していないので、総裁として自民党議員をまとめ上げる事ができるかという不安があります。ですから党三役の経験者を味方につけるのは良い考えだとは思うのですが、それが石破さんだったのがいただけない。確かに石破さんは幹事長、政調会長を歴任した人物ではありますが、絶望的に党内での人気が低い。石破さんはここ何年もの間、大臣に就く機会を蹴って、あえて責任のない立場に身を置き、政権批判を繰り返してきました。モリカケサクラの問題がこじれたのも、石破さんがマスコミにある事ない事べらべらとしゃべっていたせいだと言っても過言ではないでしょう。だから野党やマスコミには人気があっても自民党内では人気がないのです。もし河野さんが石破さん以外の三役経験者を味方にできていたら、結果は変わっていたかもしれませんね。

総裁選も終わり、来月には衆議院選挙が行われます。来週の臨時国会で岸田新総裁が総理大臣に指名されるでしょうが、もし衆議院選挙で自民党が大敗すれば総辞職して在職期間の最短記録を更新する羽目になります。総理大臣がコロコロ変わって、政策が二転三転すると、国の衰退は避けられません。そんな心配は杞憂でしょうが、そうならない事を祈りましょう。


同じカテゴリー(雑記)の記事
川勝知事
川勝知事(2024-04-03 14:33)

トケマッチ
トケマッチ(2024-02-14 13:06)

恵方巻と伝統
恵方巻と伝統(2024-02-05 17:31)

価値観の転換期
価値観の転換期(2024-02-02 12:12)

新年のご挨拶
新年のご挨拶(2024-01-04 11:04)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
総裁選決着
    コメント(0)