お宝本舗

今日の画像は東京オリンピック・パラリンピック記念の100円硬貨、500円硬貨を収めたコインのセットです。延期して開催が危ぶまれている東京オリンピックですが、このように記念コインなどは世の中に出回っています。最近、東京オリンピックの中止を訴える声をよく耳にするようになってきました。皆様はどう思われますか？

正直なところ、わたしは誘致以前から東京オリンピックは反対でした。日本は1969年に東京オリンピックを開催しているし、1940年にも東京オリンピックの開催が決まっていたのに戦争で中止にした前科があります。オリンピック発祥の地ギリシャでも2回しかオリンピックは開催していないし、未だ開催した事がない国もあるのですから、日本が3度目の名乗りを上げるのは早すぎると思っていたのです。

誘致が決まってからも、オリンピックエンブレムの盗作騒ぎがあったり、国立競技場の費用がかかりすぎるからとデザインからやり直したり、舛添前都知事がお金の問題で辞職したり、小池都知事が築地市場移転問題を蒸し返してオリンピックに必要な道路の建設が遅れたりと、泣きっ面に蜂が群れを成して襲い掛かってきたかのようにアクシデントまみれになりました。そして、トドメとばかりに新型コロナです。今更ですが、誘致するべきじゃなかったですね。

しかし、開催が決まった以上は開催のために努力するのが当然だと思います。幸いにも、コロナワクチンの開発は間に合いました。日本国内でも感染者数は増えては来ていますが、海外に比べれば圧倒的に少ないですし、これからワクチンの接種が進めばコロナの脅威は収まっていくでしょう。オリンピックも選手や関係者にワクチンの接種と検査を徹底すれば、競技中の感染リスクは抑えられます。海外からの観戦者の来日を全て断り、ワクチンの接種や検査をした選手とその関係者だけが来日するのであれば、海外から新しくウイルスが持ち込まれるリスクもありません。十分な感染対策をして開催できるめどが立っているのですから、むしろなぜ中止しなければならないのか？と問いたくなります。

コロナ禍でオリンピックを開催するメリット・デメリットを口にする人も増えてきましたが、メリットは菅総理がおっしゃるように、世界最大の平和の祭典であり、国民の皆さんに勇気と希望を与える事です。そして、デメリットは十分な感染対策を行えるならほとんどありません。総理を批判する人は、利権が絡んでいるから中止できないのだと邪推をしますが、もし利権ごときで国民の命を危険にさらしたら、未来永劫愚かな宰相と悪名を残す事になるのです。そんな生き恥どころか、末代まで恥を抱えて生きる羽目になるような事をするなんてありえません。

結局、オリンピック反対を声高に叫ぶ人は、このコロナ禍を政局に利用しているのです。政府がコロナ対策よりオリンピックに一生懸命になっているかのように見せかけ、国民の命よりも利権を優先しているように見せかけ、今の政府を支持していると日本中がコロナで死ぬぞと、国民を脅しているのです。このように恐怖を利用するのは、恐怖に訴える論証と呼ばれる詭弁の手法です。騙されてはいけません。もちろん、楽観は禁物なので、中止も視野に入れて議論していく必要はあるでしょうが、オリンピックの開催を強行と罵り、中止を正義であるかのように決めつけるのは間違っています。オリンピック開催を楽しみに頑張っていきましょう！