七夕にちらし寿司

七夕にちらし寿司今日は七夕ですね。今朝、出勤前に遠鉄ストアに寄ったら、七夕海鮮ちらし寿司なんてものが売ってたので買ってみました。白いイカを天の川に見立てて、星型に切った卵焼きをのせた可愛らしいお寿司ですよ。

しかし、なんで七夕にちらし寿司なんでしょうね?やっぱり七夕と言えば素麺です。全国乾麺協同組合連合会によると、平安期には、健康を祈るため七夕に『そうめん』を食べたと記録があるそうで、日本では古くから七夕の日に素麺を食べる風習があったようです。ただ、平安時代の素麺は中国から伝わった索餅と言われる小麦を練って延ばした食べ物で、今の素麺とはちょっと違い、今のような素麺が庶民にも食べられるようになったのは江戸時代からのようです。いずれにせよ、七夕には素麺を食べるのが定番だったのは間違いありませんが、ちらし寿司を食べるようになった理由はよくわかりません。調べてみても明確な理由は見当たらず、ハレの日の御馳走としてちらし寿司を食べるようになっただけのようです。まあ、美味しいちらし寿司をいただく機会が増えたと考えれば理由があやふやでも嬉しいですけどね^^

ちらし寿司も、細かく切った生魚や魚卵をのせた海鮮ちらしが多いですよね。うちの田舎ではちらし寿司と言ったらシイタケやかんぴょう、錦糸卵を酢飯に混ぜたものを指し、生ものは全く入っていないのが普通だったので、子供の頃はあんまり好きじゃありませんでした。調べてみるとちらし寿司に生ものを使うのは江戸前寿司が発祥で、もともとは関東だけだったようです。他の地域では、うちの田舎同様の生ものを使っていないちらし寿司が主で、今ではこれらを区別するために、こちらを五目ちらしと呼ぶようになったとか。静岡は関東に近いし、海の幸も豊富だから生ものを使ったちらし寿司が主流なのでしょうね。また、静岡には江戸時代から桜エビを使った長門鮓というちらし寿司があったという記録も残っていて、ちらし寿司は静岡で伝統のある食べ物のようです。皆さまもぜひちらし寿司を食べて七夕を祝ってくださいね。


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