中東危機と金相場

中東危機と金相場最近、また金相場が上がりつつあります。今回の画像は、ここ5年間の金相場の推移を示すものです。ご覧いただけばお分かりいただけると思いますが、ここ数年の金相場は4400円から5000円の間を上がったり下がったりを繰り返してきたので、このままの流れだと4月の5000円近くをピークにしばらく下がるような感じでしたが、再び5000円を越えてきました。先日の中東オマーン沖でのタンカー攻撃で、アメリカとイランとの対立が深まり、中東情勢が不安定になったのが影響していると考えられます。

基本的に、金相場は世界が平和であれば下がり、不安定になると上がります。世界が安定しているときは、金を持っているよりも、株などの投資にお金を使った方が儲かるので、金を売って株などを買う人が増えます。逆に不安定になると、株や現金などの価値が下がるので、資産を金などの価値が下がらない物に換えて損失を減らそうとする人が増えるのです。もし、今回の件でアメリカとイランとの仲が険悪になれば、アメリカの同盟国である日本も苦しい立場になります。日本は原油を中東からの輸入に依存しているので、原油の調達が不安になれば、多くの日本企業もダメージを受ける事になるでしょう。

ただ、この高騰も長くは続かないと思います。まだ、どう転ぶかわからない部分も多いですが、アメリカにしても、イランにしても、真っ向から戦争なんて事は避けたいでしょうし、幸いな事に安倍総理がアメリカとイランとの間に入って、最悪の事態は避けられそうな雰囲気です。むしろ、国際社会での日本の存在感が増し、円高になって金が逆に安くなるかも?日本は東京オリンピック、大阪万博などのイベントもあるので、円高や好景気になる可能性があります。日本の株に投資する人が増えれば、金の相場はまた安くなってしまいますので、金を手放すのは今のうちがお得だと思います。ぜひ当店にご相談ください。


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