当店がオープンした時にいただいた胡蝶蘭が今年も咲きました。特に世話もしていないのに、こうして毎年咲いてくれる健気さに嬉しくなります。そんな嬉しい事があれば嫌な事もあるのが世の常・・・昨日少し嫌な事があったので、ちょっと書かせてもらいます。
昨日、久しぶりに遠鉄百貨店に行ったのですが、百貨店の目の前で「アベ政治を許さない」って人たちがいて、とても嫌な気持ちにさせられました。思想及び良心の自由は憲法で保障された国民の権利なので、誰が安倍総理を批判しても構わないと思うのですが、「共謀罪で話し合うだけで罪になる」などといったデマをまき散らすのは、さすがにフェアじゃない。
確かにテロ等準備罪によって、話し合っただけで逮捕されるケースも出てくるでしょう。しかし、それは組織的犯罪集団が犯罪の計画を立てるなどという話し合いの場合です。例えば、普通の会社で同僚とかとアベ政治が許せないから安倍総理を殺したいとか話し合ったとしても、それだけでは罪に問われません。会社は組織的犯罪集団ではないですし、そういった犯罪行為が反復して行われているわけでもないからです。それなのに、一般人でも話し合っただけで逮捕されるかのように語るのはデマとしか言いようがありません。
森友学園や加計学園の問題でも、しつこくデマが飛び交っていましたね。ここ静岡では県知事選が始まりましたが、川勝知事が最初に初当選した2009年の知事選の時も、川勝知事を貶めるデマが流れていました。静岡7区の城内実衆議院議員も父親(元警察庁長官)が自分の犯罪をもみ消したとかのデマがありました。民主主義という政治形態はデマに非常に弱いので、こうした根も葉もないデマや怪文書の類はいくらでも出回ってきます。それをいちいち取り上げていたらキリがありません。出所がわからない怪文書なようなものは、無視するのが一番です。
アベ政治を許さない!そう叫んで反対意見を述べるなら、すごく良い事だと思う。反対意見が出なければ議論は深まらないですからね。でも、デマをまき散らし、火の無い所に煙は立たぬと自ら騒ぎ立てて、無視されたら疑惑が深まったとさらに騒ぎ立てる。ひたすら印象操作で相手を貶める事に何の意味があるのでしょう?わたしは政治とは無縁な生活ですが、商売や私生活ではフェアな人でありたいと思っているので、こうした不公平なやり方を見てると嫌になります。