ハウステンボスに行ってきました

ハウステンボスに行ってきました個人的な話で恐縮ですが、先月末に誕生日だったので、連休をいただいて長崎のハウステンボスに遊びに行ってきました^^
午前4時に起きて遠鉄バスのe-wingに乗り込むと、ちょうど長崎空港行きの飛行機が出る1時間前にセントレアに着きます。長崎空港まで飛んで、今度は空港側の船乗り場から高速艇でハウステンボスに直行。午前11時頃に到着します。一泊して翌日の午後4時30分の高速艇に乗り込めば、長崎空港でゆっくり夕飯を食べてから飛行機に乗って帰れます。丸一日と5時間ばかり滞在できるので、十分にハウステンボスを満喫することができました。

ハウステンボスは、オランダの街並みを再現したテーマパークです。鎖国していた江戸時代に、長崎の出島を通してオランダとの交流があった歴史が、オランダのテーマパークを生んだのでしょう。他の遊園地みたいな絶叫マシンとかはありませんが、風車やレンガ造りの建物たち、先代のオランダ女王が暮らすハウステンボス宮殿も忠実に再現されています。経営が変わってからは、若者も楽しめるようにイルミネーションに力を入れたり、オランダとは無関係ですが子供たちに人気のある漫画ワンピースのアトラクションも行われるようになって、一躍人気観光スポットになりました。非常に敷地が広いので、歩き疲れてしまいましたが、楽しかったですよ。また、誕生日の人には特別なサービスがあり、行く先々でドリンクサービス等のちょっとしたサービスをいただけました。誕生日の前後1日の人が対象だそうなので、ぜひ皆さまも誕生日に行ってみてください。

さて、お宝本舗でもオランダ関係の品物を買取することがあります。オランダの古い銀貨・金貨とかも時々買取するのですが、一番多いのはインドネシアで使われていた軍票です。軍票とは戦争中に戦地などで使われる疑似紙幣のことです。大東亜戦争の中で、日本はオランダ領であった今のインドネシアに侵攻し、インドネシアを支配していたオランダ人たちを追い出し、インドネシアを自らの支配下に置きました。その時に日本の軍票がインドネシアで使われたのですが、その軍票は「円」ではなく、現地で使われていたオランダの通貨単位である「グルテン」でした。

ちなみに、日本はインドネシアを占領していたオランダ人を追い出し、結果的にインドネシアが独立する手助けをしたため、インドネシアからは感謝されていますが、オランダからはひどく恨まれる事になりました。このあたりの歴史は、学校ではあまり習わないので、江戸時代の長い交流からオランダとの関係は良好だと思い込みがちですが、戦後のオランダの対日感情は非常に悪く、昭和天皇がオランダに訪問されたときは、卵などを投げつけられる騒ぎがおきたほどでした。しかし、長崎のハウステンボスに、オランダ女王が暮らす宮殿の名前が使われる許可がいただけたことからわかるように、長年の外交努力によって関係は改善されてきているようです。日本とオランダとの関係は複雑で、非常に興味深いものがありますね。


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