出血大サービス?

先日の楽天優勝セールでは異常な77%オフが問題になりましたね。まあ、普通に考えれば77%オフなんて過剰な割引はできないので、何らかのからくりがあるのは当然でしょう。一般的な商店で、77%オフして儲けが出る商品なんてほとんどないと思います。基本的に商売というのは利益を得るためにするので、仕入れ値より安く販売販売する事はありません。そうなると本当に77%オフするのなら、どうしても現金に換えたい不要な在庫の処分か、赤字の分は宣伝費と割り切った限定的な出血大サービスという事になります。よほど魅力のない商品か、極めて限定的なセールでしか、過激な値引きはあり得ないのです。

もし、数量限定でもなく、魅力的な商品が過剰に割り引かれていたら、十中八九は楽天セールのように値引き前の価格に細工されているか、偽物かのどちらかだと思います。値段が適正かどうか?その商品が本物かどうか?を見極めなくては危険ですね。このような不当な二重価格は昔からあるのですが、近年はクーポン共同購入サイトでも問題になりました。スーパーとかで日持ちしないお刺身やお弁当を、捨てるよりかマシと半額で販売するのとはわけが違うのです。そうやすやすと半額以上に値引きされる事はないでしょう。

ただ、品物によっては半額以上に割り引いても利益が出てしまう商品とかがあったりします。例えば宅配ピザ。ピザなんて原価は数百円しかしないのに、一枚で2000円くらいします。聞くところによると、宅配のためのスタッフの人件費などがかさむため粗利を多く取らなくては経営が成り立たないそうです。そのため、取りに来てくれたお客様に半額で販売するなどのサービスが可能というわけです。他にも高価であればあるほど効果もあるように思える栄養ドリンクとか化粧品、健康食品なども、実際の原価は安いのにあえて高く販売しているケースがあります。宝石などあまり頻繁に売れるものではない高価な品も、十分な利益を得るためにわざと高く販売している事があるようです。薄利多売の逆ですね。こういうあえて高く販売している品物も、半額以下でも利益は得られるので、ときどき大幅な値引きをして販売する時があります。

あまり大きな声では言えませんが、買取の業界の○○%アップとかも怪しいところが多いです。実際に、わたしが昔アルバイトをしていた某業界随一の中古チェーン店でも買取金額の元の値段を下げてから○○%アップ!としていました。また、チラシで○○%アップとうたっているお店で査定してもらった金額が、当店の通常の買取金額を下回る事もしばしばです。中古の買取金額の場合、定価などはほとんど参考にならないので、その金額が本当に妥当な数字かどうかを確認するのは難しいですが、当店にご相談いただければ、市場価格に則した価格で買取りさせていただきますよ。ただ出血大サービスはできません。赤字になってはお店がつぶれてしまいますからね^^; 出血しない程度にできる限りのサービスはいたしますので、ぜひ当店におこしください。


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