お金の価値

お金の価値当店ではお金も買取しています。それこそ日本最古のお金である和同開珎から、最近発行されている地方自治法施行60周年記念の1000円カラー銀貨にいたるまで、様々なお金を買取しています。ただ、戦後に発行されたお金のほとんどは、少々古くても現在でもお金として通用する価値があるので、そのまま使った方が良かったりします。当店にお持ちいただけば、その場で額面以上の価値があって買取できるお品と、そのままお金として使った方が良いお品とで分けることが出来ますので、お気軽に当店までお持ちください。

ちなみに、お金の価値を考えるとき4つのポイントがあります。
1.発行した国が認める価値
2.金属としての価値
3.希少価値(少なさ)
4.歴史的価値(古さ)

1.はそのお金の額面ですね。たとえばカナダのメープルリーフ金貨1オンスには50ドルの額面がありますので、お金として使おうとすると50カナダドルの価値しかありません。日本円で3800円くらいですね。しかし、2.の金属としてみると、純金31.1gなので130,000円くらいの価値があるといえます。圧倒的に金属としての価値が高いのでお金として使うと損をしてしまいます。逆に、昭和天皇の御在位60年記念10万円金貨は額面で10万円の価値があるのですが、金属としてみると8万円そこそこしかないので素直にお金として使った方が得になります。

また、3.と4.ですが江戸時代に使われていた寛永通宝と、明治時代に作られた1厘銅貨を比較して説明してみましょう。どちらも明治時代には1厘(1円の1000分の1)として通用していたので1.の価値は同じといえます。素材はどちらも銅なので2.の価値もほぼ同様でしょう。しかし、古銭としての価値は1厘銅貨の方が圧倒的に高くなります。
寛永通宝の方が古いので歴史的な価値はあるのですが、発行枚数がべらぼうに多いので希少価値がほとんどありません。それに対して1厘銅貨は明治時代前半と比較的古い時代に作られ、発行枚数も少ないので価値が高めになるのです。

具体例として、よく古銭として持ち込まれる品に10銭アルミ貨をあげてみましょう。この場合、1.の国が認める価値はすでに失われてしまっています。2.の素材としての価値も1円玉と同じ素材なので非常に低い。3.の希少価値も戦時中に大量に発行されて現存する枚数も多いのでほとんどありません。4.の歴史的価値も、ほんの数十年前の品物なので新しい部類になります。結果、1枚では1円にもなりません。
また、まれに持ち込まれる小判の場合、1.の国が認める価値はありませんが、2.の素材としての価値が金なのでそれだけで数万円の価値があります。さらに3.の希少価値、4.の歴史的価値も高いので、状態の良い本物であれば10万円を越える価格が付きます。

とまあ、小難しいことをいろいろ書きましたが、当店ではこのようにしっかりと品物を吟味して査定させて頂いておりますのでご安心ください。


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