9月金相場の推移と今後の予想

9月金相場の推移と今後の予想金の相場がまた下がってきましたね。画像は金相場の動向をグラフにして見せてくれるサイト(http://goldprice.org/)からの転載で、ここ一か月の金相場の動きを示すグラフです。以前からこのブログでお伝えしてきたように、金相場はすでにピークを越えていて、概ね下がっていく傾向にあります。イギリスのユーロ離脱問題などで世界が混乱したため、一時的に金の相場は少し上がっていましたが、やはり大きな流れを変える事は出来なかったようです。

金の相場に最も影響を与えるのは、アメリカの景気の状況です。もともと安定した価値を持つはずの金がこのように値上がりしてしまったのは、リーマンショックによるアメリカ経済の低迷が発端です。もっと正確に言うなら、この低迷から抜け出すために、アメリカが極端な金融緩和を行ったためドルの価値が下がったので、金が相対的に値上がりしたのです。そのためアメリカが金融緩和を止めて利上げをしてドルを回収していけば、金の価格が元に戻ると考えるのが自然です。

アメリカの経済はすでに復活の兆しを見せているので、アメリカの中央銀行であるFRBは金利を上げて、ドルを回収するタイミングを探っています。急に金利を上げれば、せっかくの復活の兆しを潰してしまうだけでなく、世界中に大きな影響を及ぼす事になるので、FRBも慎重に段階を踏んであげていく様子です。実際に利上げを行うかどうかの判断は、毎月第一金曜日に発表される雇用統計が大きな参考になります。雇用統計の数字がよければ利上げが行われる可能性が高い、悪ければ低いと考えて市場は動いていくわけです。今月発表された数字は、予想を下回っていたものの、先月、先々月の数字と併せて考えると確実に失業者が減少してきている事を示しているので、利上げが行われる見込みが強くなってきました。

何事もなければ、これからもアメリカは少しづつ利上げを続けていくので、ドルの価値が上がり、金の価値は相対的に下がっていきます。戦争が起こるか、リーマンショック級の何かが起こらない限り、金が値下がりしていくのは既定路線です。もちろん、毎日の相場の動きを見ていると、前日より多少上がる日もありますが、何日も続けて上がり続けるということはほとんどありません。金の売り時を迷って、待てば待つだけ損をする流れだと思います。もし、金を売ろうか迷っている方がいらっしゃいましたら、ぜひお早めに当店にご相談ください。ピークは越えてしまっていますが、それでも今なら15年前の3倍くらいの相場で売ることができます。金相場はまだ歴史的に見て極めて高い水準にあると言えますので、ぜひご検討ください。よろしくお願いいたします。


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